BladeFrame® システムの利点

プロセシングエリアネットワーク (PAN) アーキテクチャでは、プロセッサ、ディスク、ネットワーク接続などの BladeFrame リソースと BladeFrame 以外のリソースの分散型のリソースセットを確立し、Egenera PAN Manager ソフトウェアからこれらのリソースを仮想サーバへと動的に割り当てることを可能にします。この革新的なアプローチによってもたらされる利点は、以下のとおりです。

ハードウェアの仮想化
自動ライトアウト管理
論理パーティションとセキュリティ
N+1 冗長構成による高可用性(HA)と災害復旧
自己修復型のシステム診断機能

ハードウェアの仮想化

PAN Manager ソフトウェアによって、ネットワークやストレージのスイッチポート、ネットワークインタフェースカード (NIC)、ホストバスアダプタ、およびケーブルなど汎用サーバにおける 80% の I/O デバイスがソフトウェアとして仮想化されます。仮想化は、極めて重要な意味をもっています。サーバ、ネットワーク、ストレージリソースを仮想化することで、各コンポーネントが静的から動的なりソースと変化し、処理時間が長くかかりエラーが発生しやすい物理的なハードウェア動作を自動化されたソフトウェア・ドリブンの機能へと変えることができるのです。

自動ライトアウト管理

PAN Manager ソフトウェアによって、プロセシング、ストレージ、およびネットワークのリソースプールを自動的に管理でき、運用コストを劇的に削減することができます。さらに、コマンドラインインタフェースとブラウザベースの GUI の両方をシステムで利用でき、いつでも、どこからでもリモートライトアウトアクセスを提供することができます。また、ユーザにとっての複雑な操作は一切不要です。さらに、主要なエンタープライズ管理コンソールとの SNMP ベースの統合が可能であるため、既存のインフラを利用しながら BladeFrame リソースを活用することができます。

論理パーティションとセキュリティ

PAN Manager ソフトウェアを使用すると、BladeFrame を論理 PAN または LPANと呼ばれる、複数の自由に割り当てることのできる論理パーティションに再分割することができます。LPAN には、仮想サーバとネットワークコンポーネントが含まれ、外部リソースと連動させることができます。LPANを活用することで、個々のエンドユーザや企業の各部門に論理的に分割されたリソースを割り当てることが可能になります。論理パーティションの管理は、個々のLPAN 管理者に割り当てられます。LPAN 管理者は、自分のLPANへのアクセスのみが認められ、他の LPAN へアクセスすることができません。また、PAN 管理者が割り当ていないシステムリソースへアクセスすることもできません。結果として、これまでにはなかったサーバの統合を可能にすると同時に、あらゆるアプリケーションをセキュアに稼動させることを実現します。

N+1 冗長構成による高可用性(HA)と災害復旧

BladeFrame では、事実上追加のコストを費やさずにアプリケーションの高可用性(HA)を実現することができます。BladeFrame のディスクレスのプロセシングブレードのアーキテクチャと仮想化機能は、従来の HA システムには不可欠であったバックアップサーバや冗長なネットワーク接続・ストレージ接続、複雑なクラスタリングソフトウェアやプロフェッショナルサービスなどを取り除き、1台につき最大 25,000 ドルのコスト削減を可能にします。

BladeFrame では、代わりに、管理者が簡単なインタフェースを通して1つまたは複数のプロセシングブレードを指定すれば、自動フェイルオーバー機能が提供されます。ハードウェア障害については、PAN Manager ソフトウェアが障害を検出し、フェイルオーバー pBlade を選択し、すべてのデバイスを再マッピングし、アプリケーションを自動的に再起動します。システム構成設定は一切変更する必要ありません。アプリケーション障害については、PAN Manager ソフトウェアがあらかじめ定義されているフェイルオーバーサーバを選択し、サービスの連続稼動を実現します。

同様の N+1 冗長アプローチをシステム全体に適用することができ、追加費用なしに災害復旧機能を実現できます。ミラーリングによって、単一のプラットフォームで、複数の地理的に分散している BladeFrame をバックアップすることができ、冗長サーバを使わずにアプリケーションの災害復旧を可能にします。また、バックアップシステムを優先度の低いアプリケーションにも使用することができます。これにより、システムの利用率を上げ、コストを最小限まで引き下げることができます。

自己修復型のシステム診断機能

自動フェイルオーバーの際に提供されるように、BladeFrame は自己監視機能および自己回復/修復機能を備えています。コンポーネント障害の場合、物理的または仮想的のいかんを問わず、システムは自動的に対応し、管理者に障害発生を警告すると同時に継続稼動のための復旧を実行します。PAN Manager ソフトウェアは、リソースやサービスの状態およびパフォーマンスを継続的に監視し、BladeFrame のオペレーションをプロアクティブに最適化します。この PAN Manager ソフトウェアによる障害の予測、回避、修復によって、アプリケーションの連続稼動を可能にし、サービスレベルへの影響を最小限に抑えることができるのです。